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2014年Q1(1-3月)世界EDA売上は前年比4.6%増の約17億4610万ドル-日本以外は好調

2014年7月16日、米EDA Consortiumは、2014年度第1四半期(1月-3月)の世界EDA売上報告を発表した。


EDACの発表によると、2014年Q1の世界のEDA売上総額は、前年比4.6%増、前Q4比7.6%減の17億4610万ドルで、Q1の売上記録として過去最高を達成。四半期の売上記録が前年同時期を上回るのはこれで17四半期連続となる。

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2014年Q1の売上を製品分野別に見ると、ICPhysicalDesign&Verification分野とサービス分野以外は各分野で前年比増を達成。IP分野は前年比10.2%増と大きく伸び同分野としては初めて売上5億ドルの大台を超えた。

2014年Q1の売上を地域別に見ると、日本市場以外は全て前年比増を達成しており、アジアは二桁成長。半導体の売上が好調な欧州市場は北米を上回る成長を見せた。日本市場は前年比19.3%と大きく売上を落とし遂に売上全体に占める割合が12%まで下落。もはや為替レートの影響とはいえない状況にあり、半導体業界の衰退がEDAの売上にも色濃く現れている。

2014年Q1時点でのEDA業界の従業員数は前年比3.7%増、前期Q4比1.9%増の30440人で過去最高を記録。従業員数が3万人を超えるのは業界史上初となる。

2014Q1の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。

■CAE分野 6億3860万ドル 6.6%Up 
■IC Physical Design & Verification分野 3億3190万ドル 2.4%Down
■IP分野 5億1810万ドル 10.2%Up
■サービス分野 9770万ドル 4.1%Down
■PCB/MCM分野 1億5970万ドル 1.6%Up

EDAC2014Q1-2.jpg

2014年Q1地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。

■北米 7億6070万ドル 7.1%Up 
■ヨーロッパ 2億9680万ドル 7.4%Up 
■日本 2億970万ドル 19.3%Down 
■アジアその他地域 4億7890万ドル 13.5%Up

EDAC2014Q1-3.jpg

EDAC(EDA Consortium)

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =

(2014/07/17 )

 

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