NEWS

 
メンターグラフィックス
 

【DSF2018】スタートアップ流でイノベーションを起そう!鎌田富久氏の基調講演

2018年9月12日、パシフィコ横浜アネックスホールにて、エンジニア向けの技術セミナー「Design Solution Forum 2018」が開催され、600名近くの来場者を集めた。

Design Solution Forumイベントページ

ここでは鎌田富久氏による基調講演の内容と合わせて「Design Solution Forum 2018」の様子を紹介する。

Design Solution Forum 2018 基調講演:
「スタートアップ・マインド - 未来を創る挑戦者になろう、IoT x AI時代の新たなチャンス」
Dr Tomy Kamada(鎌田富久)TomyK Ltd. 代表、株式会社ACCESS共同創業者

基調講演に登壇した鎌田氏は、株式会社ACCESSの創業者の1人で、現在は自身が設立した会社TomyKで技術系スタートアップの支援に力を注いでいる。元エンジニアの鎌田氏は、ACCESS時代にNTTドコモのiモードの実現に大きく貢献し会社のマザーズ上場を実現。現在のTomyKでは、ベンチャー企業への投資と支援で多くの実績を残している。

ちなみに今回鎌田氏は、講演のみならずDesign Solution Forum 2018の企画にも参画し、スタートアップ企業による展示や講演をバックアップしていた。

DSF2018-01.jpg

積極的にスタートアップを支援してる鎌田氏は、本人曰く「東大発スタートアップを量産中」との事で、様々な活動を通じて学生を起業の道へと導いている。ここ数年、大企業も参加するほど盛り上がりを見せている米国のイベント「SXSW」には、この5年間で40チームを送り込んでいるという話だ。そしてそんな中から実際にビジネスを軌道に乗せるスタートアップが続々と生まれているという。(下記画像参照)

DSF2018-02.jpg

DSF2018-03.jpg


このようにスタートアップに注目し支援する理由について鎌田氏は次のように語った。

現在日本人の平均年齢は海外各国と比較すると圧倒的に高く、注意しないと若い世代が引き起こすイノベーションに遅れをとってしまう状況にある。更に右肩上がりで増え続けた日本の人口は2008年をピークに急激な右肩下がりに移行しており、社会構造・産業構造の変革の時期を迎えている。新しいレールを作るには破壊型のイノベーションが必要で、そのためにはスタートアップの力「スタートアップ・マインド」が非常に重要になる。

鎌田氏によると、昨今スタートアップの支援を通じて注目しているのは、ハードウェアにAI技術を組み合わせたソリューションで、ディスプレイの中の世界だけではなく、リアルな現実世界におけるAI技術の活用にチャンスがあると考えているの事。また、モノを作って売るだけではなく、データをマネタイズするようなサービス系のビジネスも有望視しているという話で、鎌田氏は講演の中で実際に自身が支援しているベンチャー企業3社を紹介した。

DSF2018-04.jpg
DARPAのコンテストで優勝経験を持つSCHAFTはGoogleに買収された

DSF2018-05.jpg
約50機の小型人工衛星で地球を常時観測するAXELSPACE

DSF2018-06.jpg
元大手企業の若手エンジニアが脱サラして立ち上げたスタートアップWHILL


■スタートアップ流でイノベーションを起こそう!

鎌田氏が講演を通じて発した最大のメッセージは、スタートアップの良いところを積極的に取り入れ、未来を創る挑戦者になろう!というもので、鎌田氏は、スタートアップの強みは何よりもそのスピード感だとコメント。とにかく早くスピード重視で走りながら開発を進めるスタートアップ流のやり方は、オープンテクノロジーによってイノベーションが加速している今の時代、大企業も見習う必要があると強調。大企業もスタートアップの良さを取り入れる事で新たなビジネスを創出する可能性が高まるはずで、新規事業の創出が得意なスタートアップと大規模な事業展開が得意な大企業の共創は大きな可能性を秘めていると語った。

DSF2018-07.jpg


■今年のDSF2018は過去最高の参加者数を記録

DSF2018-08.jpg
パシフィコ横浜に開催地を移した今年のDSF2018は、過去最高となる600名近くの参加者が集まった。

DSF2018-09.jpg
特別トラック「Armテクノロジー」を含む計6つの講演トラックが用意され、計52のセッションが行われた。立ち見の出るセッションも多数あった。

DSF2018-10.jpg
DSF2018の全ての企画は、複数企業から集まったエンジニアで組織されるDSF実行委員会のメンバーによって立案・実施された。

DSF2018-11.jpg
DSF挑戦企画として実施されたスタートアップ企業の展示ゾーン。
LeapMind、ユカイ工学、Nature Architectsの3社が展示を行った。

DSF2018-12.jpg
DSF挑戦企画ではオープンスペースを利用したスタートアップ企業の講演も行われた。

DSF2018-13.jpg
DSF特別企画では「エンジニアにとっての働き方改革」をテーマにディスカッションが行われた。

DSF2018-14.jpg
参加企業各社の展示ブースの様子

DSF2018-15.jpg
DSF2018-16.jpg
DSF2018-17.jpg
セミナー終了後は交流会が開催された。

DSF2018-19.jpg
来年のDSF2019はパシフィコ横浜にて9月11日に開催される予定。

DSF2018

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =

(2018/10/09 )

 

ページの先頭へ