2024年1月の世界半導体市場は前年比15.2%増の476.3億ドル、3ヶ月連続で前年実績超え
2024年2月5日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2024年1月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2024年1月の世界半導体売上は、前年同月比約15.2%増、前月比約2.1%減の476.3億ドルだった。世界半導体市場は2023年3月以降11ヶ月連続で売り上げ増を継続中。11月以降の直近3ヶ月は全て前年実績を上回っている。
2024年の半導体市場については以下の通り各関係機関が軒並み2桁成長を予測しており、現在のペースで好調が続けば年間6000億ドルを超える可能性がある。
・WSTS秋季予測 2023年11月28日発表 前年比13.1%増の成長で5884億ドル
・Gartner予測 2023年12月4日発表 前年比17%増の成長で6240億ドル
・DigiTimes予測. 2024年3月発表 前年比17%増の成長で6000億ドル
2024年1月の世界半導体売上を地域別に見ると、欧州および日本市場を除く全ての地域で前年比2桁以上のプラス成長を達成。中でも北米と中国市場の伸びが力強くともに前年比20%増を超える成長を見せた。
2024年1月の日本市場の売上を円ベースで換算すると前月比約2.4%減、前年比約5.3%増の約5,382億円。円ベースの売上額は為替レートの影響が大きく月替わりの変動を見せているが、ドルベースで見ると前年実績割れが依然続いている。